6/3、今年も東洋大学・国際観光学部で「旅館・リゾート経営論」東洋大学大学院で「温泉リゾート論」の2つの講義をさせていただきました

内田彩先生の「旅館・リゾート経営論」は200名を超える履修学生がいる大人気の科目です。事前に石井が朝日新聞&travelで書いている連載記事を課題にして学生たちが書いたレポートをいただいており、その内容を拝見して講義内容を組み立てました。今回の講義テーマは「進化する温泉宿~滞在したくなる人気宿とは~」。コロナ禍直後ともまた違うベクトルに変化していく旅行者の志向と、その上を突き進む日本の温泉宿の進化を感じてもらいたいと思いました。キーワードは①滞在型への動き→連泊すると劇的に旅が変わる。何もとらわれない自由な1日ができると・・・②ナチュラルリゾート、エコフレンドリー→海外富裕層では当たり前。それが宿泊者にとってどう楽しくて幸せなのか③地域を楽しむ→もっと深く楽しく特別な時間へ④多様な滞在の形への広がりそして、最後に日本ならではの旅の魅力を細かく拾い上げていくと、日本にしかできない温泉ウエルネスツーリズムができるという提案をなげかけてみました。大学院の講義では、内田先生から学生たちがそれぞれ取り組んでいる研究テーマを事前に教えていただいていましたので、テーマは「富裕層が本当に求めるラグジュアリーとは」とし、大学院生たちとひざ詰めで、とかくかたまりがちな頭を揺り動かして、ラグジュアリーの世界観と、日本ならではの旅の本質をもう一度考えてもらう場にしたいと考えました。学生たちが書いてくれた講義の感想レポートは、大切な宝物です。話したかったことが学生たちに届いただろうか?何か心に残る瞬間は残せただろうか?と、ドキドキしながらレポートを拝見するのですが、うれしいそして深いコメントがびっしり。石井のゼミがもしあったら入りたいくらいです。とまでいってくれた学生もいて、何よりの幸せです。どうやら旅に出たくて、温泉旅館や温泉宿に泊まりに行きたくてウズウズしている学生がいっぱいになったようで、とてもよかったです。素晴らしい機会をありがとうございました。

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